こころのともしびのメールより、抜粋させて頂きます。神に感謝。

いつも「心のともしび」ホームページをご覧くださりありがとうございます。
最近、あちこちで地震や豪雨の被害が出ております。
皆様のところはいかがでしょうか。お見舞い申し上げます。
さて、今月の心の糧のテーマは「父のぬくもり」です。
私が、父を思い浮かべる時、必ず思い出す場面があります。
それは私が7、8歳頃のクリスマス前のこと、学校から帰ってくると、
父がミシガン州の厳しい北風を防いでいた我が家の暖かいカーテンを取り外し、
母が、袋に入ったポテトを、ダイヤモンドを数えるかのようにテーブルの上で二
つに分けていた姿です。
その頃、世界恐慌が起こり 多くの人々が職を失い路頭に迷っておりました。
父が働いていた新聞社でも、工員の一人が退職させられ、奥さんと4人の子ども
たちが食物もなく苦しんでいました。 特に親しくはなかったのですが、 父は、
これからカーテンとポテトを持って、彼の家へ行くんだと私に話してくれまし
た。後にその時、我が家にも食べる物はポテトしかなかったということを知りま
した。
いつも「人は皆兄弟」と言い、それを身を以て実行していた父、母のもとで育て
られたことを心から感謝しています。
それからまもなく、「神父になりたい」と言う気持ちが芽生えたのは、
子供用のマガジンに、ベルギーからハワイのモロカイにやって来て、ハンセン病
患者のために身も心も捧げた宣教師、
ダミアン神父の生涯が掲載されているのを読み、大変感銘を受けたからでした。
それから、私は徴兵されて海軍へ、司祭に叙階されたのは31歳の時でした。
昨年は、神様と、ホームページをご覧くださっている皆様をはじめ、
多くの方々のお支えによって司祭叙階60周年を迎えることができました。
また、今は私の第二の故郷となった日本で、司祭職を全う出来ることを幸せに
思っています。
どうぞ、これからもよろしくお願い申し上げます。
そして、ホームページをご覧くださっている皆様のためにお祈りしています。
マクドナルド神父様のお話。

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